神戸市老眼大学での「ありがとうジロー」上映と講演
講座「老眼大学」のコンセプト
「老眼大学」は、高齢者に対して、時代に即した新しい知識の提供を行うとともに、学習
活動を通じて仲間づくりの輪を広げる場を提供する。
名称の由来...
老眼大学の「老」は、「大老、長老など人生経験が豊富で世間から尊敬される人」を意味し、
また、「眼」とは、「心眼、慧眼など、物事の善悪真偽や要点を鋭く見分ける優れた力を持
つ眼」を意味する。昭和36年に開講以来、53年の歴史を持つ。
上映会は午前と午後で3400人の受講生の方に見ていただくことができました。
20年前の阪神淡路大震災。静岡は震度2でしたが、あの時の揺れの体感は忘れられません。
当時、静岡は東海大地震が今日来ても明日来てもおかしくないという毎日の中での日常で
した。何も物も心の備えもない時に突然来たら・・と不安な毎日でした。
震災後、すぐに神戸に救援やボランティアに向かった方々は本当にすごいと思います。
当時、私は何もできませんでした。でも、これから、阪神淡路大震災で悲しみや痛みやつ
らさを体験した、そして立ち上がった方々から生まれた軌跡を、風化させないために、紙
芝居映画「ありがとうジロー」の中の.蒲谷さんとジローともに多くの方に語り伝えていき
たいと思います。
会場は、2000人の大ホールで1階席はほぼ満席。2階席もたくさんの方が座っていらっし
ゃいました。90分の時間の中で、映画本編と特別映像、そして私が40分くらい蒲谷さんと
ジローとの出会い、香西先生のご紹介、映画制作を決意した想いなどをお話しさせていた
だきました。不思議なことに、みなさんが心で聞いてくださっているのが演台にいて伝わ
ってくるのです。ロビーでお会いした方々には、「涙がとまりませんでした」と、嬉しい感
想を聞かせてもらいました。
映画の中のワンシーンにもある「あきらめなければ想いはかなう・・」。今回本当にそう思
いました。震災、天災は過去の事ではなく、どこにいても明日は我が身です。静岡も教訓
として、地域を家族を仲間を、守っていきたいですね。
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